変なガラでもシャツはシャツ

伊集院 光(いじゅういん ひかる、男性、1967年11月7日 - )は、日本のお笑いタレント、ラジオパーソナリティ、俳優、評論家、元落語家。本名: 篠岡 建(しのおか けん)、旧姓:田中(たなか)。東京都荒川区西尾久出身。文京区在住。妻は元タレントの篠岡美佳。

 


です。

知ってましたか。彼の本職はラジオパーソナリティです。多分Qさまのイメージの人がほとんどでしょう。

深夜ラジオの帝王なんか呼ばれたりして、彼の代表番組「深夜の馬鹿力」は20年以上、回数にして1000回を優に超える。2~3年放送できれば当たりの深夜放送で、この数字は破格だ。

で、なんでこんな記事書くのかというと、伊集院光のラジオのカオスっぷりを紹介しようと思ったから。

テレビでみる彼を白伊集院、ラジオは黒伊集院なんていう人もいたりします。

まあまずは聞くがいい。全部は聴かなくてもいいので、冒頭数分だけでも。

伊集院光 色んな事に噛みついてみる - YouTube

 

ほら。どうかしてるでしょ。どうかしてるし、人を選ぶタイプ。

それは実際数字にも表れてるらしく、聴取率調査では女性「0%」を何度も記録している。 それもそうでしょうよ。女性でこれ読んでる方いたらこの先も有益な文章は1文字たりともないのでブラウザバックをお勧めします。

所属事務所であるホリプロの50周年記念に制作された「インシテミル」を観た話なんだけど、テレビでは到底言えないようなことばっかり連発している。あと寄り道が多すぎる。小さいボケ全部拾っていって結局オチが分からないまま放送が終わるとかしょっちゅうですし。

 


でも独自のお笑い論みたいなのは持っているようです。落語家時代の師匠は現三遊亭円楽ですしね。

そのお笑い論を垣間見れるのはこの回。

2014年10月27日 伊集院光 深夜の馬鹿力 第993回 - YouTube

 

実際先見の明はあるようで、ブレイク前のANZEN漫才みやぞんとのエピソードを話していたりする。みやぞんは当時から頭のネジ5本くらいぶっ飛んでいた様子。

 


で、こんな番組のリスナーは同様にどうかしてる人ばかり。コーナーのお題も、それに投稿するハガキ職人も普通の思考回路なんかありゃしない。

普通 - YouTube


このコーナーなんか何周まわって到達したのかわからない次元にいる。井上陽水「東へ西へ」の「昼寝をすれば夜中に眠れないのはどういう訳だ」みたいな普通な、当たり前な言葉を募集する。宣言通りすぐ終了した短命なコーナーだ。マジで訳がわからない。なんなん、「五人兄弟は賑やかだ。」って。

でも普通でいるのって難しいんだな、って。自分で投稿するとしたらどんな文章書くか、考えてみてくださいよ。

普通って相対的なものだから、本人からしたら何でもないのに、生活を細かく記した日記なんか、すごく面白く感じるときとか、あるでしょう。僕たちは自分の知らない世界を垣間見れたときは大体面白く感じるものだ。

そういう風に、自分の枠組みから外れた、予想外の展開は魅力的なんです。お笑いのボケもツッコミも、基本的には返し方が全部予想出来たらつまらないですよね。

でもこのコーナーって何が面白くて、何がつまらないのか概念から壊してくるでしょう。普通な奴ってほんとにすごい師範代なのか、ウスラバカのどちらか。もはやある種の洗脳。プログレ弁証法的な笑い。

 

 

 

いかがだったろうか。毎週聴いている僕ですが、このブログを書くにあたって聴き直してもう完全に訳わからなくなりました。

ではこのあたりで。

『ライオンには近づくな。』