BLUE

醒めないで欲しかった夢を

また鈍い朝日が叩く

今日変われなかったら、と

今日も変わらず心中が傷む

 

まっすぐ線を引く

飛び越えるどころか

辿ることさえ出来ずにいる

踏切が降りる

快速は定刻

休息は低速

上滑りしてるんだ


いつかの陽炎の

そのむこうに私たちのアオがある

花びらと散る  缶チューハイの泡  爪先

いまはまだ揺らめいて不確かだけれど

いつかの陽炎に

よく似た私たちの理想がある

もしもあなたが望むのなら

共に揺らめいて消えてしまおう