こんにちは。
音楽、バンドは流行らないなんて言われて久しいですが、2018年っていいバンドにたくさん出会えた、かなりの当たり年でした。
つーかベースメントストアがついに開設した、もうそれだけでめでたいですよ。CRYAMYとPK shampooの開設記念対バンマジで行きたかった。イキタカッタヨ.....
いくらオワコン認定されようとも、僕のようにあなたのように音楽に夢を見てしまう人はいて、どんどん新しい世代がバンドをつくり、新しい曲をつくる。2018年も新しいすばらしい曲にたくさん出会えた。
だから本当は、まずはそれこそCRYAMYとかPK shampooのような、今年聴きまくったバンドを記事にしたいとも思った。
でも、最後の最後、師走のこの時期に感性にビビっときたバンドを見つけてしまったもんで、もうこれは、今のうちにひとつ書くべきだと。
ていうか上に挙げた2バンドなんかもう有名って言っていいだろ、いろんな人がすでに記事書いてるし、PKなんかテレビ出ちゃうし。「(地名)から酒なくします」のツイート紹介してくれねえかな。
話がそれた。つまりは、この記事はバンドに対しての所感であるのに加え。2019年俺はこのバンド注目しやす!!の宣言でもあります
Palevein、刺さるひとには刺さります。
ギターうるさい、メロディ良い、雰囲気に憂いがある
これ。
冒頭で言ったように、今年は例のサイトに音楽的趣味嗜好を調教された一年でした、マジであのサイトのおすすめがことごとく刺さるように音楽性癖を歪められてしまった。
Paleveinはまさにそんなバンド。2018年4月から活動開始。札幌のバンドらしい。
うるっさい。できるだけ爆音で聴くのが一番。
演奏自体はぐっちゃぐちゃで、まだまだ発展途上って印象。だが、そんなものはいいんだ。どうせ数こなしてるうちに上達するだろうし。
ノイズまみれのギターソロ。爆音。で、その音量のままラストのサビに突入する。
いいじゃん。
この手のジャンルの音楽を聴くにあたり、小奇麗な演奏は求めていない。それよりもこのネジ一本外れたかのような、迫真さ。
ほとんどの人は聴けばスルーするだろうが、これだよ、これを求めているんだよ、ってひとはいると思う。お前のことだよ、こんな文章読んでなくていいからせっかくURL貼ったんだからひとまず聴け。
この記事を書くにあたりさらっとググってみたのだが、あんまり情報は出てこなかった。
HPもこんなシンプルで、ただ「切迫オルタナ」の一言。好きだよこういうの。
で、もうちょい調べてたら
こんなブログがでてきた。友好関係にある方の書いたものらしい。
ギターボーカル、ヨシムラハルキという男。
98年生まれ、平成の型落ち太宰治と称され、異常な量の音楽の知識、最近はCRYAMYに傾倒、日々ベイブレードに精を出す。なんて上のブログで評されてる。
こんな彼が発する言葉。
アイラヴユーってなぜか
なんか虚しい響きね
あなたは笑って
優しさは孤独も注ぐだけだね
冬の夜の手すりのような温度感。美しい。
創作物というのはなんでも、作った人の顔が見えないと意味がない。顔というのはつまり、日頃どういうことを思って過ごしているのか、それが魅力の、あるいは他との違いの源泉になっている。クラシックとかだと、いかに作曲者や指揮者の意図どおり譜面を再現するかが大事になってくるからまた話は違うけど。
でも、ロックバンドにおいては、思想を伝える技術というのは重要な要素ではあるが、本質ではない。
思い返して見て欲しい。あなたの好きなバンドって、贔屓目はあるにしろ、この曲ではこんなこと思っているんだろうな、とか想像できるでしょう。少なくとも、人を惹きつけられる力のあるバンドは想像したくなってしまうものだし、させる必要がある。
Palevein、どうでしょうか。僕はもうぶっ刺さり。歌詞もだけど、演奏の様子とか、古語でいう「ゆかし」をガッツリ刺激してくる。
2019年、青田買いするなら彼らを
知名度も再生回数も少なすぎてビビる。売れて大きくなりすぎるのも悲しいが、もうちょい知られてもいいだろうよ。
音源はまだ一枚もなく、今冬にレコーディングしているらしい。出たら絶対買う。1~2枚余計に買う。MVもまだ紹介したvoidしかないもんな。
って思ってたら今朝SoundCloudにデモが上がってた。
Palevein Official | Free Listening on SoundCloud
2019年、音源出たらどんどん有名になっていくんだろうな。
ライブ観るのが楽しみだ。
あ、だてまきさんがこのバンド好きすぎて先越されて記事にされてました。思ってることは似たようなものなのかもね。